《否王道杯使用構築 ハッサム軸》 12勝3敗
皆さん、こんにちは!アイリスというものです。今回は先日、シャルロットさんが開催された仲間大会[否王道杯](通信進化、石での進化などの特殊な進化方法のポケモンのみが使用可能な仲間大会)で使用した構築を簡単に紹介したいと思います。「この仲間大会は〜な環境だった」「〜が強かった」といったことを自分なりにまとめてみようと思います。主観が入ってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
1.構築経緯
自分はこのようなPTで対戦していました。
まず嫁ポケのメガハッサムを中心にPTを組み立てていきました。使用可能ポケモンに目を通していたところ、顎ハッサムの並びを作れることに気づいたのでアーゴヨンを採用。相手の襷や頑丈を潰すためのステロ撒きとして黄昏ルガルガンも採用。顎やルガンは自身が使用したことがなかったため、使用感を知りたかったというのが大きかったのかもしれません。
ただ、ここで問題が発生しました。この場合ルガルガンを先発に置くのですが、そうするとこのルールにおいて強力なメガ枠であるルカリオやミミロップにステロ撒きしかできないorステロ撒きもさせてもらえないこと(最速前提で考えるとルカリオは攻撃+先制攻撃で落としに来る、ミミロップは猫+攻撃で落としに来る)に気づいてしまいました。このルールで使用できる耐久ポケモンはポリゴン2やブラッキー、ラッキーなどの格闘弱点持ちであり、採用できないと判断。そこで、彼らを含めたメガ枠を対面から確実に倒しきるためにチョッキローブシンを採用しました。ローブシンには特殊アタッカー相手にも殴り合ってもらいました。
そしてローブシンだけにメガ枠の相手を任せるのは負担が大きいと思い、メガ枠への奇襲枠としてスカーフウインディも採用しました。
最後に、地面の一貫を切りつつ、ポリ2やブラッキーなどの耐久ポケモンを追い詰める枠としてグライオンを採用する予定でした...がするどいきばを用意しきれなかったというアクシデントに見舞われて、今回の育成のついでに用意していたギルガルドを急遽採用し、PT完成となりました(皆さん準備は早め早めにしておきましょうw)
2.NNと技紹介
メガハッサム(ガハラさん)
バレットパンチ 叩き落とす 蜻蛉がえり 剣の舞
意地っ張り H236 A244 S28 テクニシャン
嫁ポケ。相手のハッサムを確実に抜くためにSに少し振りました。叩き落とすはポリ2、カビゴン、ガルドを対策するために入れました。ウチのPTはAガラガラが重すぎるので、最低限の削りを入れるためにも搭載しました。カプ・テテフのいないこの環境は強力な先制技を打ちやすくハッサム使いの自分としてはとても居心地が良かったです。
アーゴヨン(かれん)
竜の波動 ヘドロウェーブ 大文字 身代わり 毒Z
臆病 C252 D4 S252 ビーストブースト
今回のハッサムの相棒枠。鋼タイプを後投げしてZを透かすという動きは、炎技搭載が基本であるアーゴヨンに対しては行わないだろうと判断して毒Zを採用しました。
どのPTも攻めっ気がかなり強かったので身代わりを張る余裕が見つけられず、今回のルールでは技範囲を広げる方向で考えた方が良かったのかもしれません。そして竜技は流星群一択だと体感しました。(相手の調整次第ではあるものの流星群があれば突破できたのかもしれない...)
黄昏ルガルガン(みとめ)
アクセルロック がむしゃら ステルスロック 吠える 襷
陽気 A252 D4 S252 硬い爪
ステルスロック+がむしゃらをし、裏の顎ハッサムの通りをよくする(先制技で突破orBB)ための起点作り役。
基本的には先発でしたが、何度か死に出しをしてがむしゃら+アクセルで先制技を持たないorルガンより遅いアタッカーを無理矢理持っていってくれたりしました。このコの選出を控えるときはこの後説明するローブシンに先発を任せていました。
ローブシン(ドラマツルギ)
マッハパンチ グロウパンチ ドレインパンチ 叩き落とす 突撃チョッキ
意地っ張り H252 A252 S4 鉄の拳
対メガ枠&特殊アタッカー。どちらかというと特殊アタッカーを倒すのがメインとなりました。先に紹介した3匹では対応しきれない相手を任せていました。半減だろうと補正の乗ったパンチで多くのポケモンをゴリ押して突破してくれたこの構築の影のMVP。
自分は5世代環境について全く知識が無いのですが、彼の当時の強さはこれほどまでだったんだろう思わせるような活躍ぶりでした。叩き落とすはゴーストタイプへの打点。トゲキッスには手も足も出ませんが表選出の3匹はキッスに大ダメージを与えることができるため、出てきづらいと判断しこの技構成に落ち着きました。
ウインディ(ハネカワ)
フレアドライブ インファイト 地均し 神速
こだわりスカーフ
意地っ張り A252 D4 S252 威嚇
高速アタッカーやメガ枠への奇襲枠。耐久型と比べると小回りが利かないのでやや動かしづらかった印象です。(Sブーストのかけられたアーゴヨンからは確実に攻撃を食らった、火力が足りずにミロカロスにインファイトを耐えられてしまったなど)
目の前の敵を倒せても裏のポケモンの起点になってしまう不安が大きかったので素直に耐久に振って返しの一撃で相手を仕留めるという動きの方が良かったと感じました。
ギルガルド(エピソード)
シャドーボール ラスターカノン 毒々 キングシールド 霊Z
冷静 H252 C252 D4 (最遅) バトルスイッチ
急遽PT入りしたポケモン。選出回数は少なかったものの、確実に目の前の一体を持って行ってくれたといった感じでした。このポケモンも初めて使ったのですが、地面や炎の一貫をひどく作ってしまったのでハッサム入り以外のPTでの運用を考えた上でもっとちゃんとした形で活躍の場を作ってあげたいなと思いました。
ちなみに予定通りグライオン(ギロチンCt)を入れていたときは、毒守でじわじわ削る型を用意するつもりでした。
3.基本選出
⑴先発 ルガルガン 控え ハッサム アーゴヨン(ウインディ)
・ステロ がむしゃらが通ると判断したとき
⑵先発 ローブシン 控え ハッサム アーゴヨン(ウインディ)
・相手のメガ枠がルカリオやミミロップのとき
その他状況に応じてウインディやギルガルドを連れて行きました。
4.最後に
今回の仲間大会の環境では
⑴先制技(アクセルロック、バレットパンチ、マッハパンチ、神速など)で相手の動きが縛りやすい。
⑵個人的にはチョッキローブシンが強かった。
といった印象です。ただ天候パには一度も当たらなかったので、そこは運が良かったのかもしれません。(一応その辺りもローブシンに任せる予定でした)
そして構築経緯の段階では特に触れていませんでしたが、
⑶最速前提とするとロップミラー、ルカミラー、ゲンガーミラーはリスクが大きすぎる
と判断して、アーゴヨンを除いて最初から高速アタッカーは構想に入れませんでした。
ちなみに今回連れてきたハッサムは一年ぶりの対戦の場となりました。普段のレートは他のハッサムに任せているので、この仲間大会で思い切り活躍してくれたのを見てとても楽しかったです!改めて対戦してくださった皆さんありがとうございました。