剣盾S2【欲張りトリトドンと水統一】1月26日時点3981位

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1.最初に
 皆さん、はじめまして。私はアイリスといいます。ハッサムトリトドンをこよなく愛し、第7世代では2年半共に歩み続けました。
 残念ながらここガラルの地ではハッサムと共に戦うことは叶いません。しかし新たな挑戦としてタイプ統一、その中でもトリトドンの属する水・地の中から水タイプを選び、水統一を行うことにしました。
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 TN"あいりす"で対戦しています。S2の結果、水統一でスーパー級→マスター級(1/5に14130位到達)、その後改良を加えた水統一で3981位(1/26時点)となりました。この順位に乗せた時点で一旦の区切りとし、今回はその水統一をご紹介したいと思います。
2.構築経緯
 トリトドン耐久と欠伸を駆使してダイマックスターンを枯らせるのではないかと考え、欠伸と相性の良いステルスロックを撒ける襷カジリガメと起点から繋げる嘴ギャラドスを基本選出として採用。ドヒドイデをはじめとする高耐久のポケモンを崩すためにウイの実ラプラスナットレイへの炎打点を持つ数少ない水タイプの食べ残しオクタン、奇襲として白いハーブ特殊パルシェンを採用。
 マスター級に到達する過程で「①弱点の多いカジリガメ(草電闘地)ではS操作を絡めても、襷発動→先制技で落とされる(例ルカリオギルガルド)orロトムボルトチェンジ→速いポケモンで落とされる事態が頻発し、1度しか行動できない。②パルシェンの役割が曖昧。③すいすいやダイジェット前提の素早さのためヒヒダルマサザンドラエレザードなどからスカーフなしでも上を取られる。」という問題点がありました。
 これらを解決するために❶耐性が優秀でボルトチェンジ展開を防ぐことの出来るステルスロック撒きとしてガマゲロゲ、❷❸高速アタッカーカマスジョーをPTに加え、多少の持ち物変更を経て完成となりました。
3.PT紹介
トリトドン♀NNシオン オボン 粘着
熱湯 クリアスモッグ 欠伸 自己再生
218(252)-x-132(252)-112-103(4)-59
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 欠伸で起点を作りますクリアスモッグは積みの起点回避用。(例ミミッキュの剣の舞、パッチラゴンのダイジェットなど)ラムギャラドスはどうしようもないですが...
 こちらのギャラドスを展開した後にダイマックスの可能性がある水ロトムアイアントを繰り出された場合、ダイサンダーの引き先にもなります。(その後のアイアントA161張り切り珠ダイワームが80.2〜94.9%)彼らにダイサンダーを発動させなければ欠伸展開が可能となります。水の一貫は切れているので、オーロンゲやロトムのトリック対策として特性は粘着を選択しました
 私の誕生日11/29と同じ日のトリトドンを育成したいと考え前日に準備を行なっていたら、国際孵化なしで偶然生まれた色違いのコ。今作は王冠だけでなくミントもあるので色違いポケモンを活躍させやすくてとてもありがたいですね。
ギャラドス♀NNヘパティカ 命の珠 自信過剰
滝登り パワーウィップ 飛び跳ねる 龍の舞
171(4)-177(252)-99-x-120-146(252)
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 選出率TOP。当初は反動ダメージを嫌って鋭い嘴を持たせていましたが他の技威力が足りなかったために珠に変えました。このポケモンがどれだけ活躍できるかで勝敗が大きく左右します。
 準速ロトムより先に行動するために素早さは最速にしました。このおかげでロトムに勝てたことが多かったです。ただ相手のダイマックスが残っている際、ステルスロック込みA↑珠ダイソウゲンでもHBに厚いダイマックス水ロトムは落ちないのでトリトドンへの交換が安定です。
ガマゲロゲ♀NNアジサイ 襷 貯水
地均し 岩石封じ ステルスロック 毒々
181(4)-147(252)-95-x-95-138(252)
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 ステルスロックを撒ける水タイプの中で、最も速いです(※カジリガメも同じS74族) 毒タイプ以外で毒を撒ける個性もあります。先発を任せておりギャラドスと共に選出率TOP。このポケモンで相手を倒すことが目的ではないので、S操作技を2つ搭載してその場に応じて打ち分けました。
 すいすい物理型、すいすい特殊型、貯水型と型が豊富であるために相手の思考を乱しやすかったです。(例 相手にダイマックスを切らせる、水ロトムにドロポンを打たれる、毒を考慮されずにブラッキーサニーゴが居座る←後投げさえされることも)
 自信過剰最速ギャラドス(S81族)より遅い弱点保険がメジャーなトゲキッス(S80族)との素早さ関係が曖昧クリアボディドラパルトにはS操作が効かないといった課題もありました。
カマスジョー♂NNセントウレア 達人の帯 すいすい
アクアブレイク サイコファング 噛み砕く インファイト
137(4)-192(252)-80-x-70-188(252)

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 アタッカーですが主な目的はギャラドスのダイジェットの通りを良くするための適度な削りを入れることです例えばこちらガマゲロゲvs相手ラプラスで始まる時、こちらがステルスロックを撒いて退場→2番手のカマスジョーでラプラスの体力を削る→ギャラドスの無双を狙う、といった形です。
 こういった理由でダイマックスの優先度は補助型のポケモンと同程度に低めでした
オクタン♂NNプリムラ 食べ残し ムラっけ
熱湯 火炎放射 守る 身代わり
177(216)-x-96(4)-147(168)-96(4)-88(116)

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 相手のPTにナットレイがいると必ず選出しました。(※C↑が無いと火炎放射は確定で耐えられます) 初手のガマゲロゲを倒された後に繰り出しました。種マシンガン持ちには意外と1度も遭遇しなかったです。
 対戦環境でよく見かけ状態異常を与えるポケモンにおいて、現実的な範囲でオクタンが先手を取って身代わりを貼れる相手を探した結果、Sを無振りブラッキー(S実数値85)より+3になるまで伸ばしています。そのため防御特化アーマーガアあたりもムラっけの試行回数を稼げば起点に出来ない事はありません。ガマゲロゲのS操作から上記のポケモン以外を相手にすることもありました。身代わり+守るでCSアタッカーになるまで粘るイメージです。タイプ統一なので比較とはちょっと違いますが、オニゴーリと異なりダイマックス技を火力上昇に利用できます
 ムラっけ戦法は時間がかかる為、TODが発生しやすい今シーズンのルールと相性は悪かったです。それでも多くの試合で3タテを魅せてくれました。別のシーズンにはより活躍してくれることでしょう。ダイマックスの優先度はギャラドスの次に高かったです。
 因みに現時点ガラルに登場する水タイプの中で、ウェザーボール以外の炎技を放てるポケモンギャラドス(火炎放射、大文字)、オクタン(火炎放射、大文字)、ルンパッパ(炎のパンチ)、シルヴァディ(炎の牙、火炎放射、熱風)のみ。
ラプラス♂NNコスモス ウイ 貯水
フリーズドライ 雷 絶対零度 身代わり
237(252)-x-100-150(252)-116(4)-80
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 身代わりを採用して状態異常を防いだり、たとえ交換されても零度を打つ機会が生まれます。また、零度を媒介にした威力130のダイアイスとしても使用しました。
 主な仮想敵はドヒドイデ、ヌオー、ラプラストリトドンギャラドスガマゲロゲなど。ただ、水地面はギャラドスのウィップで対応し、ラプラスステルスロックや毒を絡めればオクタンで相手に出来ないこともないので選出率はやや低めでした。そのため極振りではなく、もっとギャラドスに重きを置いた努力値配分にした方が良かったかなって思います。
4.辛かったポケモンとその理由
●ドラパルト・サザンドラ

 ダイドラグーンでこちらのギャラドスのA↓を狙う動きが辛かったです。対応はガマゲロゲでS操作してからこちらが先手を取るor別のポケモンをダイジェットの起点にして予めA↑S↑しておくorトリトドンで眠らせました。
あと鬼火身代わりドラパルト、岩石封じに合わせて身代わりを張るサザンドラ等は対応出来ないので選出から切りました。
●ジュラルドン
 こちらの主力技である水を半減、氷や炎は等倍、それに対して相手は電気+草の技範囲を持つため本構築で非常に重たいポケモンの1匹。先発でガマゲロゲと対面してくれれば、地ならし→襷→オクタンの守るでダイマックスターンを稼いで、ムラっけの出目次第ではなんとかならないこともないといった厳しいレベルです。後半にやってくるジュラルドンは本当にどうしようもありません笑。龍としては上2匹、鋼としてはアーマーガアやナットレイドリュウズの方が多いのは幸いでした。
パッチラゴン
 説明不要の高威力電撃嘴。ガマゲロゲの襷を盾に無理矢理地ならしで削るか、トリトドンで相手しEFを貼らせずに欠伸展開します。3ターン目にダイジェットで落とされないように注意しました。
 相手するとはいっても安定した最大火力のA167張り切り珠ダイドラグーン(逆鱗)が防御特化トリトドンに89.4〜105.5%と状況次第です。
カットロトム
 重たい理由はジュラルドンと同じく技範囲。ガマゲロゲの襷を盾に居座ります。相手側からの有効打の都合、カットロトムの打つ技をリーフストームに縛ることが出来るのでこちらが先手を取っていればカットロトムに岩石封じ、相手がこれ以上Cを下げまいとした場合も交換先のポケモンにS操作が効きます。そこからオクタンを繰り出して能力上昇を狙います。(お察しの通りこの動きかなーり無理がありますね笑) そして速いカットロトムのダイソウゲンが最も辛かったです。
ウォッシュロトム
 水や電気を無効にできるポケモンが多いためそこまで不利ではありません。最も警戒すべきは先ほども述べたようにダイマックスを温存された状態でこちらのギャラドスと対面した時です。
ギャラドス
 最速ギャラドスの場合こちらのS操作が間に合わないので、初手に出されるとそのまま負けてしまいます。またラムの実持ちが多いポケモンでもあるため、ステルスロック+欠伸ループには運べませんでした。常に初手と限らないのはラプラスとの対面、ギャラドスミラーが起きた際の同速勝負を嫌ってのことでしょう。
ミミッキュ
 化けの皮やダイウォールでこちらのダイマックスターンを枯らす動きが厄介です。ただ皮を剥いでA↑雨下珠滝登りを当てればダイマックスミミッキュでも落とすことは出来ます。(無振りなら化けの皮の8分の1ダメージ込みで確1)
バンギラス
 雨→砂の書き換えや弱点保険発動が狙いだと思われます。A↑砂下珠ダイストリームでダイマックスバンギラスを落とせることもありました。(H252振りのみなら62.5%乱1)確実なのはトリトドンでターンを稼いで眠らせる方法です。
エルフーン
 このポケモンに関してはまともな手段が思い浮かびませんでした。エナジーボール、身代わり、コットンガード、追い風、置き土産...と出来ることが多過ぎる...
ブラッキー、ガラルサニーゴ
 耐久が高く、ステルスロック込みA↑珠ダイストリームではほぼ倒せません。ガマゲロゲの紹介文でも触れましたが、先発or後投げされることが多かったので毒→ステルスロックの順に行動し、オクタンの身代わり+守るで毒ダメージの蓄積とムラっけによる能力上昇を図りました。
ラプラス
 特性貯水でタイプ一致水技を封じることが出来る上、こちらのラプラス以外に抜群を突けるフリーズドライの使い手です。そして先制技の氷の礫を持つので襷で耐えても一度しか行動できません。ブラッキーサニーゴと同様先発or後投げが多く、最優先に毒を撒いてオクタンで毒ダメージの蓄積を狙いました。
●アーマーガア、ナットレイ
 高耐久の鋼タイプ。エース・ギャラドスダイマックスターンを稼いできます。この2匹どちらかがいればオクタンを選出しました。
5.最後に
 タイプ統一への挑戦は前世代の仲間大会程度でした。そのため1シーズン通して統一で戦うのは新鮮味があって、とても楽しかったです。偏ったPTなので相手の選出の傾向をある程度絞ることが出来たかなぁって思います。対策できるとは言ってませんが...
 今後の予定として、DLCによる不確定要素はありますが、ハッサムに再び出会えるまでトリトドンとの水統一メインでランクマッチをしていようかなって思います。
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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まぁ、そうなりますよね。むしろ69点取れるんだ...


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