SV S14【ACトリトドンと水統一】最終レート1819
1.はじめに
皆さんこんにちは、私はアイリス(TNあいりっしゅ)といいます。
今回はスカーレット・バイオレットS14ランクバトル シングルバトル(藍の円盤解禁)における水統一の構築記事を書いてみました。
水統一はソード・シールドのランクバトル初期の1年ほど触れていて、1番最後が公式大会ウォーターパラダイスだったので約2年半ぶりでした。
※1/29時点で対戦を終えています。
2.PT紹介
戦術上の重要度でなく、見せ合い画面の上から順番に紹介していきます。
トリトドン♀(ひがしのうみ)NNマナ
よびみす たべのこし ひこうテラスタル
じしん ヘドロばくだん みがわり いたみわけ
187(4)-135(252)-88-144(252)-102-59
※性格補正無し
ハッサムかトリトドンが見せ合い画面の1番上にいないと対戦のモチベーションが上がらないので確定。
※当初は下記の個体で対戦しており、相手を流しながら相手の体力を削るつもりでした。
トリトドン♀(にしのうみ)NNメナ
ねんちゃく たべのこし
だいちのちから れいとうビーム あくび いたみわけ
当時は電気タイプに遭遇することがなかったので選出率が低かったです。
終盤にタケルライコやでんきテラスタルパオジアンをたくさん見かけるようにはなりましたが...
型を思案していたところ、受け寄りの構築と対戦するのが苦手だったのもあり、思いきってその対策に特化することとしました。
相手の1番手はドヒドイデであることが多かったので、みがわりを張ってどくどくを対策。
↓
じしんを見せてやって来た物理受けにヘドロばくだんを当てる。
↓
完封は難しいと判断したらいたみわけで体力を削ることに専念。
特殊技のみにしなかったのはハピナスを後投げしづらいかなーという期待を込めてのもの。
対象のドヒドイデに打つじしんは確定として、残りをヘドロばくだんにしたのはくさテラスタルやフェアリーテラスタルのドヒドイデを対戦中に何度も見かけた為、ついでに追加効果のどく状態を狙う為。
ひこうテラスタルにしたのはドオーなどの完封も狙った為。来ることは無かったですが後投げしてくるグライオンを完封できたら楽しかっただろうなと思います。
トリトドンは足の遅いポケモンですが、ターゲットにしたポケモンのほうがもっと遅いので、すばやさの努力値を無理に振ることがなくて助かりました。
選出率は変わらず低かったですが、役割がはっきりしたおかげで選出時の勝利への貢献が高かったです。完封して降参させた試合、頭数を減らして後続が高威力の技を放ち続けて残りを突破した試合など印象深い試合が多かったです。
ひこうテラスタルなので、ヘイラッシャのゆきなだれやクレベースのつららばりなど、こおりタイプの技が重くなったりもしたので簡単にはいきませんでした。とはいえ、広く浅く対応するより1点に絞って良かったと思います。
色違いペリッパー♀NNみんと
あめふらし しめったいわ じめんテラスタル
でんこうせっか とんぼがえり ぼうふう ウェザーボール
167(252)-63-121(4)-161(252)-90-85
※こうげきの個体値最大
ほぼ先発。アローラキュウコンやコータスがいたら都度選出順を入れ替え。
雨下では安定した高威力技となるぼうふうとウェザーボールで完結しているので、きあいのたすき潰しの先制技と相手からの攻撃を耐えて安全に後続を着地させるための交代技で完成させました。
この配分だとハバタクカミの性格補正有りのムーンフォースまでなら確定で耐えます。
ハバタクカミと先発で対面することが多かったので、持ち物確認の意味を込めて毎回とんぼがえりを選択していました。
相手が回復技を連打したり、すいすいアタッカーの技を半減や無効化でいなそうとしたりと天候ターン稼ぎしてくることも多かったので、持ち物のしめったいわも含めて交代技はとても重宝しました。
じめんテラスタルはボルトチェンジなどで一方的に押し込まれるのを防ぐ為です。(後続にテラスタル権を残したいので、殆ど使わない)
とても今さらですが「トリトドンの枠は、一撃必殺技と身代わりを搭載したちょすいラプラスで良かったのでは?」ということに気づきました。受け寄りの構築以外への対応を諦め、電気技をひたすらに通すことに目を瞑り、毎試合ペリッパーが出オチしても良い場合、それでも良いのかもしれません。
電気タイプへの出オチを防ぐ場合は、きあいのたすきを持たせたり、HCベースではなくCSベースに努力値を振り直して先手を取るといったことも考えられます。
ただそうなると今度はハバタクカミのムーンフォースすら耐えれるか怪しくなったり、雨の再展開が難しくなるので今回はこれがベストだと思います。
カマスジョー♂NNドラキュラ
すいすい きあいのたすき ステラテラスタル
アクアジェット こおりのキバ アクアブレイク インファイト
137(4)-192(252)-80-x-70-188(252)
ペリッパーのとんぼがえりから着地して場を荒らす、すいすいエースその①。
ブーストエナジーが発動したハバタクカミやテツノツツミに対しても、雨下なら先制して倒せるのが頼もしかったです。
耐久が無いのでテラスタルでタイプを変えても意味が薄いと判断して、どのタイプの技も一度ずつ強化できるステラタイプにしました。そのうえで、テラスタル使用権は大抵の場合イダイトウに残すことを意識して戦いました。
(例)ゴーストテラスタルにしたらカイリューのしんそくを防いで倒せるかもしれないけど、こちらの後続は大抵イダイトウなのでそこまでする必要がない。
むしろ、イダイトウがカイリューを倒した後にやってくるパオジアンやいちげきのかたウーラオスのふいうちをテラスタルで対策しないといけない。
技範囲を広げつつ、先制技も入れました。きあいのたすき発動後のカマスジョーがパオジアンやウーラオスと対面した時にふいうちをスカす技として重宝しました。
イダイトウ♂NNシャラ
すいすい いのちのたま フェアリーテラスタル
アクアジェット ウェーブタックル おはかまいり テラバースト
195-180(252)-85-x-96(4)-130(252)
ペリッパーの雨を活かす、すいすいエースその②。
最速イダイトウでもブーストエナジー発動のハバタクカミをほぼ抜かせないので、性格「いじっぱり」で育成しました。
先に述べたように、パオジアンやいちげきのかたウーラオスの不意打ちを半減にする為にフェアリーテラスタルにしました。トドロクツキをテラバーストで出オチに出来るのも強かったです。
この構築の勝ちパターンの殆どは、
「ペリッパーで雨を降らしてカマスジョーで攻める」(1体目、2体目※うまくいけば3体目を相手にする)
↓
「残ったポケモンたちをイダイトウで一掃する」
(2体目、3体目を相手にする)
でした。
この1体目、2体目にカイリューが含まれていることが多く、適度に削れているor型がある程度予測できた状態でイダイトウに託していました。逆に言うと、その状況にならずに体力満タンのカイリューとまだ見ぬ3体目がいる時点で負けなので、先に挙げたペリッパーとカマスジョーにかなり頑張ってもらいました。
イダイトウ♂の欠点はウェーブタックルやいのちのたまの反動で体力が削れやすい点と、技の仕様上2番手に繰り出してもおはかまいりを活かしきれない点でしょうか。
ウネルミナモNNすいれん
こだいかっせい こだわりメガネ はがねテラスタル
ハイドロスチーム かえんほうしゃ テラバースト りゅうせいぐん
175(4)-x-111-177(252)-103-177(252)
対晴れ構築、対ブリジュラス。
こだいかっせいで上がる能力はとくこうです。
コータスの晴れにタダ乗りしてメガネハイドロスチームを連打するのが理想。
うまくいくこともありましたが、ハバタクカミと先発で何度も対面してしまいました。はがねテラバーストを選択したら毎回ムーンフォースでとくこうを下げられたので頭が痛かったです笑
シーズン途中からブリジュラスが選出画面にいることが増えたので、ペリッパーの代わりに先発としていました。ペリッパーだと3回以上行動を許してしまうので、ウネルミナモは重要な役割を果たしていたと思います。
オーガポン♀(いどのめん)NNりりん
ちょすい(テラスタル後はおもかげやどし)
ウッドホーン じゃれつく やどりぎのタネ みがわり
167(92)-172(252)-105(4)-x-117(4)-165(156)
対アシレーヌ。
攻撃技はアシレーヌに打つウッドホーン、交代時に来るドラゴンタイプなどに打つじゃれつくにしました。
あとは、草や水の技は受けきれると判断して繰り出された相手ポケモンを少しでも削りとっていく「やどみが型」と組み合わせました。
すばやさラインは「最速ウーラオスのすばやさ+2」です。
雨下ツタこんぼうの威力も魅力的ですが、複数匹のポケモンを一気に制圧出来るほどの素早さではないので、今回はツタこんぼう無しで戦いました。
3.不利な相手
❶でんじは+回復技持ちのポケモン
ペリッパーのとんぼがえりで雨ターンを維持しながらカマスジョーでこおりのキバやアクアブレイクを連打して居座り続けることが多かったです。こちらが痺れて動けなくなるまで回復技を連打してくるので、雨再始動の為にペリッパー温存は必須でした。
❷カイリュー
テラスタルで耐性を変えて粘り続けようとするのが厄介でした。
(例)
カマスジョーのこおりのキバで体力を4〜5割ほど削れたカイリュー対イダイトウ♂
カイリューがタイプ変更を行わないことを読む
→おはかまいり、フェアリーテラバースト
カイリューがノーマルになることを読む
→ウェーブタックル ※ただし体力が削れる
カイリューがはがねorフェアリーになることを読む
→おはかまいり ※体力を多く残して後続に備える
❸タケルライコ
パオジアンのふいうちと違い、じんらいをスカす為にアクアジェットを打ってもダメージに期待できないこと、必ずしもじんらいに頼って行動してるわけではなさそうなことがこちらの行動を制限してきました。あと、イダイトウ♂のいのちのたまフェアリーテラバーストを耐えたりもします。
❹ブリジュラス
先発のがんじょうブリジュラスはウネルミナモともう1匹で対応できないこともなかったですが、後続からやってくるじきゅうりょくブリジュラスの場合は殆ど対応できませんでした。ぼうふう混乱やインファイトを叩き込んで多少抗ったりはしましたが...
4.最後に
最終日前の土日でレートを溶かしてしまったので記事を書くのはやめようかと思いましたが、月曜日にレート1800周辺まで戻せたので一応は形になっていると判断して記事としてまとめてみました。最高レートがどのくらいか気になった方は私のX(Twitter)のメディア欄を見たら大体分かると思います。
2年半ぶりの水統一であること、天候PTの運用はほぼ初めてなこともあって不安でしたがみずタイプのポケモンたちの活躍をたくさん見ることが出来て楽しかったです。
また別の構築記事でお会いしましょう!!
今遊んでいる「レスレリアーナのアトリエ」の主人公の1人、ヴァレリアさんの食い意地の張ったシーンを添えて〆とします。多分暫くはこんな感じで別のゲーム遊んでると思います。